研究概要 |
●画像処理システムの整備 前年度の研究の反省に基づき,単写真標定の際に必要となる標点認識手法についての改良を行った。画像の時間差分・相関解析により,標点認識を確実に行えるようにし,標定計算の効率を大幅に向上させた。 ●水理ダイナミックスの解析事例-砕波点変動と水位の関連- このことについて,画像から砕波点位置を読み取り,水位の計測記録との関係を解析した。その結果,両者の長周期的な時間変動の相関が高いことが判明した。今後の解析の目標は,砕波点の変動が長周期変動を起す要因となっているかについて解析することとなる。 ●局所波速の推定による水深分布推定手法の基礎的検討 波の進行速さを画像から求め,水深分布を分散関係式から求めた。地形の概略は捉えられるが,細部については手法の改善が必要である。波の不規則・非線形性を取込むことがポイントとなる。
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