研究課題/領域番号 |
11450226
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
仲 隆介 宮城大学, 事業構想学部, 助教授 (10198020)
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研究分担者 |
藤井 章博 宮城大学, 事業構想学部, 助教授 (40241591)
毛谷村 英二 宮城大学, 事業構想学部, 助教授 (60243060)
沖塩 荘一郎 宮城大学, 事業構想学部, 教授 (90138975)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | 遠隔授業 / テレビ会議システム / ネットワークコラボレーション / ヴァーチャルユニバーシティ / インターネット / バーチャルデザインスタジオ / 情報社会 / 建築デザイン教育 |
研究概要 |
建築デザイン教育において国際遠隔授業を行う為の要因を明確にするべく、宮城大学とマサチューセッツ工科大学建築計画学部と遠隔デザイン授業の実験(1999年、2000年2回実施)を行い、以下の要因を考察した。 1)遠隔授業を行うために必要な施設(バーチャル・デザイン・スタジオ)のあり方。 遠隔授業を行うためのネットワーク上の作業空間を提案し(報告書4)、実空間との関係を分析した(報告書6.4)。VDSでは実空間とネットワーク空間の両方をうまく融合させることが重要である。 2)バーチャル・デザイン・スタジオに必要な情報技術、情報機器、ソフトウエアの明確化と開発。 様々なツールを試行し、特に遠隔地の状況をリアルタイムで写し出すWebCam、その日作業状況を画像で伝えあう写真ダイアリー、ICQなどが有効であることを確認した。(報告書4.1.4、4.2.4) 3)遠隔授業におけるメディア(インターネット、ISDNなど)選択基準の明確化 参加学生に行ったアンケート分析から、各メディァの有効性を分析した。テレビ会議とアプリケーションを共有して行うミーティング、Eメールの有効性などを確認した。(報告書5.3.3、5.3.4) 4)バーチャル・デザイン・スタジオで遠隔授業を行う場合の問題点の明確化 授業タイプ別に遠隔授業を行う場合の問題点をアンケート分析により分析し、言葉の障害が大きいこと、デザインの共同作業を行う場合の技術に問題があることなどを見い出した。(報告書5.3.2)また、インフォーマルな情報、暗黙知的情報が重要なこと、しかし、遠隔授業は本来の授業にくらべてこれらが不足しがちであることが分かった。(報告書6.3)
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