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1999 年度 実績報告書

ガス切替で炭酸ガスを捕集する燃焼器の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11450298
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京工業大学

研究代表者

石田 愈  東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (10016735)

研究分担者 山本 昌志  東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (10262320)
キーワードCO_2回収 / 高効率発電 / ケミカルループ燃焼法 / ガス切替型装置
研究概要

ガス切り替え型の装置特性のシミュレーション解析から進めた。ガス切り替え型は本来であれば、二つの反応器を並列に並べる。しかし、この場合には、反応器の設備費が2倍になる。そこで、その変形法として、入り口側のガスは、燃料と空気を時間で切り替え、出口側ではそのままタービンへガスの切り替えなしに直接送るという、より実用的な方法を新たに考案した。この場合には、反応器は一本で済み、設備費の削減につながる。ただし、燃料が酸化して生じた炭酸ガスは前後に存在する空気に一部は混ざってしまうが,かなりの割合の炭酸ガスは高濃度で回収できる。また、最適運転操作に関してのシミュレーションにより、とくに、圧力変動をわずかに押さえることと,最大温度を正確に許容温度以下に保つことが要点であることが判明してきた。
一方、これを実験で検討すべく、反応器の準備は完了し、充填粒子を形成する微粒子はNiO/(NiO・Al2O3)微粒子として製造した。次は、現在のシミュレーションをもとに、最高許容温度を保持するための軸方向各位置での不活性粒子混合割合を求め、実験に入る寸前の段階に到達している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hongguang Jin: "Development of a Novel Chemical-Looping Combustion: Synthesis of a Solid Looping Material of NiO-NiAl204"Industrial & Engineering Chemistry Research. 38・1. 126-132 (1999)

  • [文献書誌] Masaru Ishida: "Experimental Works on Innovative Chemical-Looping Combustor"Proc of Efficiency, Costs, Optimization, Simulation and Environmental Aspects of Energy Systems (ECOS'99). 306-310 (1999)

  • [文献書誌] Masaru Ishida: "Experimental Results of Chemical-Looping Combustion with NiO/NiAl204 Particle Circulation of 1200℃"Energy Conversion and Management. (in press). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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