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2000 年度 実績報告書

STMを用いた空間分解分光法による光触媒の活性点構造と局所電子状態

研究課題

研究課題/領域番号 11450306
研究機関山梨大学

研究代表者

小宮山 政晴  山梨大学, 工学部, 教授 (60150257)

研究分担者 島口 たけみ  山梨大学, 教育人間科学部, 教務員 (40242622)
入山 裕  山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (90252006)
キーワード走査型トンネル顕微鏡 / 光触媒 / 空間分解分光法 / 酸化チタン / 光励起 / トンネル発光
研究概要

走査プローブ顕微鏡は、種々のin situ条件下で導電性固体表面における原子配列構造を観測・決定することを可能とし、触媒関連の分野でも種々新しい知見を与えつつある。数ある是査プローブ顕微鏡のなかでも走査型トンネル顕微鏡(STM)はその分光測定機能を特徴としており、これをうまく利用すれば、空間分解分光法が可能となり、光触媒などの作用機作をその局所構造と局所電子状態から観察・解明することが可能となろう。本研究はこのような観点から、空間分解分光法による光触媒研究を可能とするような超高真空光STM装置を試作し、それを用いて光触媒の原子レベルでの局所構造ならびにそこにおける電子状態とその光触媒活性との関連を明らかにしようとするものである。
本年度は、昨年度に購入、改造した超高真空STM装置を用いて、UV光照射下での光触媒の表面電子状態観察を行った。この空間分解分光により、UV光照射下で酸化チタン表面の電子構造がナノレベルで変化することを見出した。現在この結果の追試と解釈とを検討中である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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