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1999 年度 実績報告書

船舶運航マニュアルの知識ベース化による安全運航システム構築の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11450381
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

大和 裕幸  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50220421)

研究分担者 渡辺 岩夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (70010890)
増田 宏  東京大学, 人工物工学研究センター, 助教授 (40302757)
キーワード船舶運航 / マニュアル / ISMコード / 待ち合わせ理論 / ネットワーク / エージェント指向プログラム / ルールベース
研究概要

船舶の事故のかなりの部分がヒューマンファクターであると言われる。また、従来船舶は多くの乗組員の共同作業による運航体制が敷かれているにもかかわらず、その運航マニュアルも整備されぬままにいったん航海に出れば陸上からの支援もなく、またたいした訓練慣熟なく船長は航海の責任をおう事になっている。
一方、多発する事故に対して、IMOでは運航安全管理体制を定め、マニュアルを整備、実施を義務づけることとなった。
本研究では、今後整備されるであろう運航マニュアルをルールベース化したシステムを構築、実機に塔載しオンラインでマニュアルを実施するシステムの構築のための基礎的な研究を行なう。
本研究は次の3つの部分に分かれている。
(1) 運航共同作業の分析と待ち合わせモデルによる計算機モデル表現の検討
実船での船橋見張り、航海手順等の作業調査及び計算機モデル検討
(2) マニュアルの知識ベース化と推論機構の検討
プロセス表現手法、マニュアルの知識ベース処理手法の検討、エキスパートシステムの設計
(3) エージェントシステムによる知識集積手法の検討
船陸ネットワーク上での通信コントロールと通信内容の保存手法について検討し、実装準備を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伊藤博子: "マルチエージェントシステムによる着桟制御"日本造船学会論文集. 184. 643-651 (1998)

  • [文献書誌] 大和裕幸: "自律着桟タグボートシステムのコンカレンシに関する研究"第6回設計工学・システム部門講演会. No.96-45. 193-196 (1996)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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