研究課題/領域番号 |
11450390
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
海洋工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
奥野 武俊 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60081395)
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研究分担者 |
大塚 耕司 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90213769)
岸 光男 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00145814)
細田 龍介 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30081392)
鈴木 敏夫 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80029107)
馬場 信弘 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10198947)
NAKATANI Naoki Osaka Prefecture University (30326277)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | 大阪湾 / 閉鎖性海域 / 環境調査 / 主成分分析 / 回帰解析 / 生態系モデル / シミュレーション |
研究概要 |
今年度の研究では、昨年度に引き続き由良湾域の水質を定期的に調べることによって海域環境の季節変化や、計測項目の主成分分析や回帰解析によって海域の環境特性を詳細に調べることができた。これは、本研究を実施する以前から、断続的に行ってきた調査結果を、本研究によって生かすことが出来た顕著な結果である。 また、前年度までの研究でクロロフイルの分布を非接触で計測できることを確かめたが、今年度は、その結果を他のセンサーを使った計測結果と定量的に比較して、その有用性を示すと共に、得られたクロロフイル分布の空間スケールを画像解析から求め。30〜50m程度のスケールが有意であることを確かめた。この結果は、これをトレーサの一種と考えた速度の画像計測、いわゆるPIVのために有用であり、その結果カメラ画像を地図画像に変換してPIVを適用する手法を開発した。 また、海域環境のシミュレーションは、陸域からの負荷も考慮した生態系モデルを作って実際の計測値と比較検討し、構築されたモデルの利用法方法について検討した。その結果、新しい研究課題として、環境因子の短時間変化を簡単なモデルで求め、これを新しいモニタリング手法とすることが得られた。本研究による基礎的な研究から十分な成果が得られ、今後はさらに展開していく課題が明らかになったことは、当初の目的が十分達せられたものと判断できる。
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