・デキストラナーゼ:isomaltotrio-dextranase遺伝子の近停にα-glucosidase遺伝子が見つかり、これらが連動して働いていることが判明した。glucodextranaseの大腸菌における高発現に成功し、各種変異体酵素の作成が可能となった。α-1.6とα-1.4認識の酵素領域の解析のためにクロストリジウムよりglucoamylase遺伝子をクローニングし、解析中である。 α-グルコシダーゼ:アルカリpHで良く作用するα-glucosidase の存在を明らかにし、ほぼ精製された標品を手にした。これはこれまでの酸性および中性α-glucosidaseと比較しながら研究が進められるが、アルカリ酵素の発見は世界で初めてである。 ブランチングエンザイム:植物種子より枝付け酵素branching enzymeを単離精製し性質を明らかにするとともに、2種のcDNAを取得した。互いに相同性は50%であった。α-アミラーゼファミリーで保存されている4つの領域を中央部に持っており、そのN未側およびC未側について、アイソザイム間でキメラを作成し、基質特異性および生成物特性の面から研究と進めた。
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