• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

暖帯林における生物の種及び遺伝的多様性の総合的評価

研究課題

研究課題/領域番号 11460064
研究機関東京大学

研究代表者

井出 雄二  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90213024)

研究分担者 鈴木 誠  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (40012091)
佐倉 詔夫  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (70012078)
寶月 岱造  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (10107170)
齋藤 陽子  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00302597)
池田 裕行  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (30012090)
キーワード暖帯林 / 種組成 / ギャップ / 生物多様性 / 遺伝的多様性 / 硬質担子菌 / モミ / 菌類
研究概要

暖帯林における生物相の多様性の実態を、東京大学大学院農学生命科学研究科附属科学の森教育研究センター千葉演習林および同樹芸研究所に設定された固定プロットを中心に調査した。それにより、暖帯林種多様性および種内の遺伝的多様性の観点から明らかにし、森林の保有する生物の多様性を総合的に把握した。特に、森林構成生物のグループとして、樹木、草本植物、昆虫、土壌動物、菌類をとりあげ、それぞれの種多様性の実態を把握した。また、モミについては遺伝的多様性の評価を試みた。
千葉演習林では、暖帯林の針葉樹の代表であるモミについて、モミ林の成立過程について長期プロットを対象に明らかにした。また、その遺伝的多様性維持機構の解明のため交配の実態解明及びアロザイム遺伝子座の探索を行い、個体間距離と種子の有胚率との関係を明らかにした。一方、樹芸研究所では、かつての薪炭林が放棄されたあとの二次林がどのような種多様性を有しているかについて、木本、草本、シダ植物等について、施業の経歴、スダジイ二次林の林分構造などを調査することで明らかにした。さらに、暖帯林の保有する多様性の他の面として菌類相、地表徘徊性甲虫、大型土壌動物などについても存在状況を明らかにした。
以上、3ヵ年にわたる調査の結果を取りまとめて報告書を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 池田 裕行: "伊豆半島南部における二次林の構造と種の多様性"中部森林研究. 49. 11-14 (2001)

  • [文献書誌] 辻 和明: "伊豆半島南部におけるスギ人工林への稀少種ナチシダの侵入状況"中部森林研究. 50(印刷中). (2002)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi