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2000 年度 実績報告書

環境条件の影響を考慮した木質構造へのDOL(Duration of Load)効果の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11460082
研究機関秋田県立大学

研究代表者

飯島 泰男  秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 教授 (10279507)

研究分担者 小松 幸平  京都大学, 木質科学研究所, 教授 (20283674)
平嶋 義彦  名古屋大学, 農学部, 教授 (30208821)
鈴木 有  秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 教授 (90027235)
中村 昇  新潟大学, 農学部, 助教授 (30180384)
小泉 章夫  北海道大学, 農学部, 助教授 (40183040)
キーワードDOL / ダメージ累積モデル / 破壊力学モデル / 粘弾性挙動 / クリープ / スギ / 限界状態設計法
研究概要

1.DOLモデルの考察
これまで提案されたDOLモデルにはダメージ累積モデルおよび破壊力学モデルがある。アメリカのモデルは、応力比のみに依存したものであるが、カナダのモデルは応力比とその時点でのダメージに依存したモデルである。破壊力学モデルは、クラックが存在しない場合には粘弾性挙動を行い、クラックが発生してからは破壊力学に従ってクラックが進展し、ついには破壊するというモデルであるが、かなり複雑である。
2、木質構造接合部における金属接合具の変形挙動のモデル化
木材の変形を粘弾性床と仮定することによって、木材特有の粘性減衰の影響を解析に含ませ、荷重時間、粘性減衰が金属接合具の変形に及ぼす影響を定量的に推定した。この方法の適合性を検証するため、小径ドリフトピンを用いた引張型面圧クリープ実験の結果を用いて、基本的な鋼板添え板釘接合、鋼板挿入ドリフトピン接合、鋼板添え板ボルト接合の荷重-すべり関係に及ぼす時間の影響を数値計算によって検討する。
3.限界状態設計法へのDOL効果の影響
限界状態設計法へのDOL効果の影響について、現状における課題を整理した。
4.DOし実験計画の確定と開始
DOL実験はスギ製材、幅45mm、せい90mm、長さ2000mmを用い、1条件40以上、含水率15%前後として開始された。実験は進行途上にある。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 岡崎泰男,飯島泰男 ほか: "スギ乾燥材の割れと強度の関係"木材学会大会. 2001(不明). (2001)

  • [文献書誌] 飯島泰男,岡崎泰男 ほか: "スギ平角材の曲げ強度性能評価法に関する2,3の考察"木材学会大会. 2001(不明). (2001)

  • [文献書誌] 中村昇,堀江和美: "限界状態設計法による設計例"木材学会大会. 2001(不明). (2001)

  • [文献書誌] 岡崎泰男,飯島泰男 ほか: "温湿度変動下における実大スギ梁材のクリープ変形挙動"木材学会大会. 2001(不明). (2001)

  • [文献書誌] 小松幸平 ほか: "異樹種集成材を用いたボルト接合型柱-梁接合部のせん断性能"木材学会大会. 2001(不明). (2001)

  • [文献書誌] 飯島泰男: "第2分科会「木材の変動対策および利用」〜強度的性質・継ぎ手・材料設計"日本木材学会(第7期研究分科会). 300 (2001)

  • [文献書誌] 飯島泰男: "第4分科会「生態系を考慮した木造住宅とその材料開発・利用法」〜住宅の構造安全性確保に関する基本的視点"日本木材学会(第7期研究分科会). 300 (2001)

  • [文献書誌] 土居修一: "第4分科会「生態系を考慮した木造住宅とその材料開発・利用法」〜住宅の生物劣化に関する基本的視点"日本木材学会(第7期研究分科会). 300 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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