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1999 年度 実績報告書

MHCクラスII遺伝子を固定したヤギ系統の生産と抗病性育種への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 11460131
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京農業大学

研究代表者

天野 卓  東京農業大学, 農学部, 教授 (90078147)

研究分担者 安部 良  東京理科大学, 生命科学研究所, 教授 (20159453)
野村 こう  東京農業大学, 農学部, 講師 (60277241)
横濱 道成  東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (40220561)
林 智人  東京理科大学, 生命科学研究所, 助手 (90297630)
キーワードMHCクラスII / ヤギ / 閉鎖繁殖 / 系統造成 / 寒地適応 / 乳房炎 / スーパー抗原 / 免疫応答
研究概要

1)ヤギ系統の維持と生産
1986年3月に東京農業大学農学部畜産学科家畜育種学研究室に韓国在来ヤギ(雄1頭、雌2頭)を導入し増殖した集団から、MHCクラスII遺伝子をホモ型に固定した3系統(A系、D系、E系)を作出するに至った。11年度はこの3系統について計画交配を行い、個体数の増加とあわせてクラスII遺伝子のモニタリングを行いながら世代の交配をはかった。一方1991年8月から同大学生物産業学部動物資源学研究室(北海道網走市)にこのうち2系統(AおよびE)を導入し、クラスII遺伝子を固定し、かつ寒冷地に適応したヤギ系統の造成を行っている。またクラスII遺伝子の系統に毛色を一致させる計画交配を行い、平成11年度はこのうちA系のホモ化と黒色毛を一致させるに至った。
2)各種ブドウ球菌性スーパー抗原(sAg)
ヤギ免疫細胞の黄色ブドウ球菌由来のsAgに対する反応性をin vitroにおいて解析し、sAg(SEA、SEBおよびTSST-1)は、ヤギ末梢リンパ球に対し極めて強い増殖誘導活性を持つが、この増殖誘導が見られたリンパ球はCD4陽性T細胞であり、sAgの種類により、それぞれ反応するCD4 T細胞レパトアーは異なり、それはT細胞レセプターVβ鎖に対し特異的であるとの知見を得た。またこれまでのところMHCハプロタイプの違いによるリンパ球の反応性に差はみられていない。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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