研究概要 |
低酸素環境下におけるリンパ管内皮細胞培養システムを開発し,細胞生物学的研究に適用した。 1.ラット,マウスの内径80〜200μm程度の微小リンパ管を摘出し,低酸素環境下でリンパ管内皮細胞機能を定量的に評価できる実験システムを開発した。 2.上記摘出標本にコラゲナーゼの内腔灌流を行ない,リンパ管内皮細胞を剥離し培養できる実験手法を確立した。こうして確立したラット・マウスリンパ管内皮細胞株を用いて低酸素刺激の予備実験を行った。 3.上記で確立したリンパ管内皮細胞株を用いて,その細胞のNO synthase(NOS)活性とVEGF受容体の発現様式の特異性を免疫組織化学的手法を用いて評価した。
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