研究課題/領域番号 |
11470010
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大橋 俊夫 信州大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80020832)
|
研究分担者 |
水野 理介 信州大学, 医学部, 助手 (30273080)
伊古美 文隆 信州大学, 医学部, 助教授 (50262704)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
キーワード | マウス / 生体顕微鏡システム / 画像解析装置 / リンパ管内皮細胞 / 腸間膜リンパ循環動態 / 細胞培養 / VEGF受容体 / NO synthase |
研究概要 |
平成11年度 マウスのリンパ循環動態を評価するための生体顕微鏡システムを開発した。 1.従来ラットに用いてきた生体顕微鏡システムを改良して、極めて微細なマウス腸間膜、ならびに肝リンパ循環生体観察顕微鏡システムを開発した。 2.毛細リンパ管から集合リンパ管に至る各種機能レベルのリンパ循環動態を観察し、その内径変化と自発性収縮頻度・拍出率などの循環動態パラメータを用いて、リンパ産生能とリンパ循環量を定量的に評価できるコンピュータ画像解析システムを開発した。 3.生体内のリンパ液酸素分圧連続測定システムを生体用酸素電極を用いて作製した。 平成12年度 低酸素環境下におけるリンパ管内皮細胞培養システムを開発し、細胞生物学的研究に適用した。 1.ラット・マウスの内径80〜200μm程度の微小リンパ管を摘出し、低酸素環境下でリンパ管内皮細胞機能を定量的に評価できる実験システムを開発した。 2.上記摘出標本にコラゲナーゼの内腔灌流を行い、リンパ管内皮細胞を剥離し培養できる実験手法を確立した。こうして確立したラット・マウスリンパ管内皮細胞株を用いて低酸素刺激の予備実験を行った。 3.上記で確立したリンパ管内皮細胞株を用いて、その細胞のNO synthase(NOS)活性とVEGF受容体の発現様式の特異性を免役組織化学的手法を用いて評価した。
|