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1999 年度 実績報告書

ヒストンアセチル化を介した遺伝子発現制御ネットワークの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11470036
研究種目

基盤研究(B)

研究機関理化学研究所

研究代表者

石井 俊輔  理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 主任研究員 (00124785)

研究分担者 秋丸 裕司  理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 先任研究員
キーワードコアクティベーター / CBP / コリプレッサー / Ski / ヒストンアセチル化
研究概要

代表的な転写仲介因子であり、ヒストンアセチル化活性を有するコアクティベーターCBPの転写制御における役割を解析した。形態形成において重要な役割を果たすヘッジホグシグナル伝達経路において、CBPは転写因子GLI3に結合し、そのコアクティベーターとして機能し、GLI3がGli1プロモーターを活性化するために必須であることを明らかにした。また、もともとがん遺伝子として同定されていたski遺伝子産物(Ski)がコリプレッサーN-CoR、mSin3及びヒストンデアセチラーゼと結合し、複合体を形成することを明らかにした。そして、この複合体はリプレッサーMad、Rb、核内ホルモン受容体などによる転写抑制に必須であることを見い出した。さらにski関連遺伝子snoのマウス変異体を作製すると共に、ショウジョウバエskiの変異体を分離した。これらの変異体はski遺伝子ファミリーの生理機能を明らかにするために、大変有用である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 時任文乃他: "Viral-Ski inhibits retinoblastoma protein (Rb)-mediated transcriptional repression in a dominant negative fashion"J.Biol.Chem.. 274. 4485-4488 (1999)

  • [文献書誌] 野村照明他: "Ski is a component of the histone deacetylase complex required for transcriptional repression by Mad and thyroid hormone receptor"Genes Dev.. 13. 412-423 (1999)

  • [文献書誌] 戴平他: "Sonic hedgehog-induced activation of the Glil promoter is mediated by GLI3"J.Biol.Chem.. 274. 8143-8152 (1999)

  • [文献書誌] 高橋知巳他: "Inhibitory interaction of c-Myb and GATA-1 via transcriptional co-activator CBP"Oncogene. 19. 134-140 (2000)

  • [文献書誌] 佐野祐治他: "ATF-2 is a common nuclear target of Smad and TAK1 pathways in TGF-β signaling"J.Biol.Chem.. 274. 8949-8957 (1999)

  • [文献書誌] 前川利男他: "Mouse ATF-2 null mutants display features of severe type of meconium aspiration syndrome"J.Biol.Chem.. 274. 17813-17819 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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