研究課題/領域番号 |
11470037
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研究機関 | 特殊法人理化学研究所 |
研究代表者 |
横山 和尚 理化学研究所, 遺伝子材料開発室, 副主任研究員 (80182707)
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研究分担者 |
中田 初美 理化学研究所, 動物実験開発室, 技師(研究職) (00301763)
村田 武英 理化学研究所, 遺伝子材料開発室, 研究員 (50281621)
皿井 明倫 理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 副主任研究員 (20221286)
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キーワード | MAZ / c-mycプロモーター / 三重鎖結合因子 / コアクチベクター / HAT活性 / クロマチン / SP1ファミリー / ヒストン脱アセチル化 |
研究概要 |
三重鎖結合転写因子MAZのDNA結合配列はゲノムのGCリッチ配列である。MAZゲノム遺伝子プロモーターもこのGC配列を有するハウスキーピング遺伝子である。MAZのDNA結合配列はSP1転写因子のDNA結合配列とよく類似しており、お互いのDNA結合配列にも濃度依存的に結合可能である。更にMAZとSP1の共発現によってMAZ自身の遺伝子発現を抑制した。MAZとSP1のzinc finger部分を交換したキメラ分子を構築し、そのDNA結合活性を検討したところ互いに活性に大きな差を生ぜず、互換性があった。しかしながら、MAZはそのGCリッチモーターに対しヒストン脱アセチル化酵素1,2,3をリクルートし、SP1はDNAメチル化酵素(Dnnt 1)をリクルートしてハウスキーピング遺伝子の転写を抑制している。又、同じSP1ファミリーでもSP3はSP1と全く異なった細胞周期での発現様式を示すことも明らかにした。SP1はG1にSP3はSにMAZはG1、G2とMに発現が上昇しており、これらの因子は細胞周期依存的に発現が制御されている可能性がある事を初めて証明した。
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