研究課題/領域番号 |
11470106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
清水 弘之 岐阜大学, 医学部, 教授 (90073139)
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研究分担者 |
林 慎一 埼玉県立がんセンター, 研究所, 主任研究員 (60144862)
武田 則之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (20163412)
永田 知里 岐阜大学, 医学部, 助手 (30283295)
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キーワード | 閉経期 / イソフラボン / エストロゲン / 愁訴 / 大豆 |
研究概要 |
身長、体重、喫煙飲酒習慣、既往歴、家族歴、月経・出産歴、運動習慣、職歴などの基本的な項目に加え、詳細な食習慣を含めた調査票を完成し、岐阜県内某病院における人間ドック受診者を対象とした研究を開始した。運動習慣、食習慣調査票による各種栄養素推定値の妥当性の検証は既に終え、ともにこの種の研究に使用可能であると判断した。閉経に関する各種症状については、欧米で広く使われているKuppermanテストを用いて多面的に評価し、合わせて鬱状態など心理面の評価のためにCES-DおよびGHQ12調査票を使っている。内分泌疾患既往およびホルモン補充療法中の者を除く180人に、調査研究への協力を依頼した。原則として自記式の調査票を用いるが、一部直接面接の形をとっている。調査票への記入項目については、面接時にもれがないかをチェックし、未記入項目は面接にて補完している。承諾の得られた対象者からは、ホルモン値(エストリオール、エストラジオール、フリーエストラジオール、SHBGなど)、脂質値(トリグリセリド、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロールなど)の測定のため、早期空腹時に静脈血の採取を行った。直ちに血清を分離し、-80℃で一括処理までの間保存中である。合わせて早朝尿を採取、その一部を-80℃で保存している。イソフラボンの測定に当たっては、本年度購入したHPLC装置を用いdaizein,genistein定量のための基礎実験を行い、来年度以降の一括処理に備えている。
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