化学物質の人体影響及び環境負荷に関する包括的リスクアセスメント手法の開発研究

1999 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 11470109
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 研究機関: 高知医科大学
• 研究代表者: 甲田 茂樹 高知医科大学, 医学部, 助教授 (50205332)
• 研究分担者: 安田 誠史 高知医科大学, 医学部, 助手 (30240899) ; 大原 啓志 高知医科大学, 医学部, 教授 (00033209)
• キーワード: 化学物質 / 人体影響 / 環境負荷 / リスクアセスメント / 臭化メチル / 産業保健 / 環境保健

研究概要

本年度は研究実施の初年度にあたるが、ECD検出器の科学技術庁の認可が遅れ、臭化メチルの定量的分析に必要であるガスクロマトグラフHewlett Packard社 HP6890の納入が大幅に遅れたために、フィールドの薫蒸時期を逃し、環境中の分析は大幅に遅れた。農業者の薫蒸作業におけるハウス内の臭化メチルの環境モニタリング及び使用時の急性曝露に関連した自覚症状の有無等に関する聞き取り調査は終了した。さらに、臭化メチルの代替化学物質として導入が検討されているMlTC(メチルイソチオシアネート)の使用状況や作業内容等の調査は一通り実施したので、この代替化学物質使用に対する作業者等の人体影響や環境負荷に関する評価を付け加えて来年度から実施する準備を整えた。