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1999 年度 実績報告書

パーソナル環境連続モニタリングを活用した曝露リスクアセスメント手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 11470114
研究種目

基盤研究(B)

研究機関(財)労働科学研究所

研究代表者

酒井 一博  財団法人 労働科学研究所, 所長 (90072660)

研究分担者 川上 剛  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 主任研究員 (10204679)
原 邦夫  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 主任研究員 (40250047)
伊藤 昭好  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 主任研究員 (30151492)
村田 克  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 研究員 (20267420)
渡辺 明彦  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 特別研究員 (30072648)
キーワード化学物質 / 曝露濃度 / リスクアセスメント / 浮遊粉じん / 騒音 / 個人曝露
研究概要

化学物質のリスクアセスメントは,その結果により化学物質に対する措置を決定することが最大の目的である。その重要な過程である曝露評価プロセスでは,各現場ごとに,ハザードの強さ,曝露の濃度,期間と頻度の程度などからリスクの程度を定め,対応措置を決定することにつながる定量的なステップとされる。
本研究では,曝露リスクアセスメントの重要な手順として,個人曝露量の連続モニタリングを取り上げ,汎用手法を確立するとともに,モニターしたデータや保護具の効果判定,体内取り込み量の推定などをもとに取るべき対策の優先順位を決定して,効果的な対策方法を導き出すリスクアセスメント方法を構築することをめざしている。
本年度は,有機物質と,浮遊性粉じんを対象にして,それに対応した個人曝露連続モニタリング技術を構成する装置を購入・整備し,いくつかの現場で測定を試みた。
その結果,有機物質濃度について,物質ごとの分離定量は困難ではあるが,作業内容と共に変化する個人曝露濃度の時間変動を,相対的なものとして把握することが可能であることを確認した。また溶接現場において,粉じん濃度の連続測定を実施することにより,局所排気装置の特性と作業方法によって,曝露濃度が変化することを明らかにし,作業改善のために必要な基礎資料を得ることができた。
また関連分野の文献収集も進めており,今後はさらに上記のような現場データの蓄積を進めるとともに,保護具の防護ファクター測定技術の情報収集や実測データの蓄積を進める

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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