研究課題
基盤研究(B)
これまで、種々の論議があったヒスタミンH2受容体の局在をはじめて特異抗体によって、蛋白質レベルで壁細胞に存在することを確認し、これを英文論文として報告した。ヒスタミン受容体ノックアウトマウス作成については、相同組み替えの認められた ES 細胞を胞胚に導入し、キメラマウスの誕生を見ている。しかし、生殖系列への組み替え体の移行は確認できず、今後さらに打ち込んで検討を行う予定である。またヒスタミン受容体の機能をさらに検討するため、ヒスタミンH2受容体を発現している壁細胞に遺伝子導入、発現を行い、壁細胞機能を人工的に修飾する実験を開始している。その一部は群馬大学竹内教授との共同研究で行い、成果の一部は英文論文として発表した。ヒスタミンH2受容体機能調節に関しては、受容体キナーゼの各種をクローニング、発現させ、ヒスタミンH2受容体の燐酸化に関わる受容体キナーゼを同定した。現在論文を作成中である。
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