研究課題/領域番号 |
11470135
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
菅野 健太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (60179116)
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研究分担者 |
熊倉 泰久 自治医科大学, 医学部, 助手 (50275682)
佐藤 貴一 自治医科大学, 医学部, 講師 (50275707)
武藤 弘行 自治医科大学, 医学部, 講師 (50322392)
石野 祐三子 自治医科大学, 医学部, 助手 (80275685)
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キーワード | ヒスタミンH2受容体 / 壁細胞 / 受容体キナーゼ |
研究概要 |
これまで、種々の議論があったヒスタミンH2受容体の極在をはじめて特異抗体によって、蛋白質レベルで壁細胞に存在することを確認し、これを英文論文として報告した。ヒスタミン受容体ノックアウトマウス作成については、別のグループにより先行されたが、昨年度の共同研究者福島により、相同組み替えの認められたES細胞を胞胚に導入し、作成されたキメラマウスの交配によりヒスタミン受容体ノックアウトマウスを作成した。現在作成されたノックアウトマウスの解析中である。またヒスタミン受容体の機能をさらに検討するため、ヒスタミンH2受容体を発現している壁細胞に遺伝子を導入、発現を行い、壁細胞機能を人工的に修飾する実験を開始した。ヒスタミンH2受容体機能調節に関しては、受容体キナーぜの各種をクローニング、発現させ、ヒスタミンH2受容体の機能に関わる受容体キナーぜを同定した。さらに、in vivoにおけるヒスタミン受容体の機能を検討するため、H2受容体を壁細胞に過剰発現させたトランスゲニックマウスを作成中である。現在H2受容体のトランスジェニックマウスはF1まで得られており近々解析予定である。
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