研究分担者 |
櫻根 幹久 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (10305758)
山本 有紀 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (90316117)
上出 康二 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50176608)
金原 彰子 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (00316118)
廣井 彰久 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (40316120)
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研究概要 |
本年度は下記の実験を行い所定の成果を得た。 1.紫外線が照射された患者由来の培養表皮細胞に、20-24時間後にモノクローナルあるいはポリクローナル抗SS-A/Ro抗体を反応させ,細胞表面に対応抗原が発現することをConfocal顕微鏡により検討した。その結果、患者由来の培養表皮細胞の細胞膜に一致して、免疫反応物を認めた。SS-A/Ro抗原が、確実にtranslocationしたものと判断された。しかし、紫外線による一過性の細胞変性があり、詳細な反応部については今後のさらなる検討が必要と考えられた。 2.紫外線が照射された患者由来の培養表皮細胞に患者血清と患者あるいは正常人由来の単核とを反応させ,表皮細胞障害が生じるかいなかを検討した。患者血清は,conventionalなSS-A/Ro抗原やU1RNP抗原,ssDNA抗原を用いて,吸収操作あるいはaffinity chromato.による抗体精製を行って,同様な実験を繰り返して行い,自己抗体に依存した表皮細胞障害であることを確認した。 3.培養表皮細胞に中波長紫外線を照射し、培養上清中のnucleosomeの精製に着手した。
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