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2000 年度 実績報告書

多因子疾患の先駆けとしての1型糖尿病遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 11470233
研究機関大阪大学

研究代表者

池上 博司  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20221062)

研究分担者 川口 義彦  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20303943)
キーワード多因子疾患 / 遺伝 / 1型糖尿病
研究概要

遺伝因子と環境因子の相互作用により発症し、しかも遺伝因子が複数の疾患感受性遺伝子により構築されている多因子疾患である1型糖尿病の遺伝子解析を効率よく進めることを目的として、従来単一遺伝子疾患に用いられてきた手法とは異なる新たな解析ストラテジーをモデル動物・ヒトの両面から構築し、糖尿病の疾患感受性遺伝子の解析に応用した。1型糖尿病のモデル動物であるNODマウスで第17染色体上にマップしたIdd16のコンジェニックマッピングを進め、領域を局在化させるとともに、候補遺伝子であるTnfの機能解析を行った結果、Idd16そのものである可能性は低いことを明らかにした。第3染色体上にマップされているIdd3の候補遺伝子インターロイキン2(II2)に関して、NODと同一の変異を有し、かつ周辺の遺伝マーカーがNODと異なる組換え染色体をNODに導入したコンジェニックマウスをスピードコンジェニック法を用いて作製した結果、NODと同等の表現型を再現したことからII2がIdd3そのものである可能性を示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Ueda H: "Age-dependent changes in phenotypes and candidate gene analysis in a polygenic animal model of Type II diabetes mellitusi NSY mouse"Diabefologia. 43. 932-938 (2000)

  • [文献書誌] Kawabata Y: "Age-related association of MHC class I chain-related gene A (MICA) with type I (Insulin-Dependent)diabetes mellitws"Human Immunology. 61. 624-629 (2000)

  • [文献書誌] Ueda H.: "Paternal-maternal Effects on pherotypic characteristics in spontaneously diabefic Nageya-Shibata--Yasuda Mice"Metabolism. 49. 651-656 (2000)

  • [文献書誌] Babaya N: "Congenic mapping and functional analysis of a second component of the MHC-linked diabetogenic gene (Idd16)"Int J Oiabetes. 8. 1-7 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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