• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

非特異的炎症性腸疾患治療を目的としたW-3/W-6系混合脂肪酸経腸栄養剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11470264
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東海大学

研究代表者

中崎 久雄  東海大学, 医学部, 助教授 (10056145)

研究分担者 長坂 義秀  テルモ株式会社, 開発研究所, 研究員
上田 善継  テルモ株式会社, 開発研究所, 研究員
津田 道雄  東海大学, 医学部, 助教授 (00102848)
米倉 政実  茨城大学, 農学部, 助教授 (40134168)
片山 時孝  東海大学, 医学部, 助手 (40214332)
キーワード潰瘍性大腸炎 / アミノ酸栄養剤 / 経腸栄養 / 乳清ペプチド / 脂肪酸
研究概要

試作乳清ペプチドの消化性潰瘍に対する治療効果の検討。
目的:小腸や大腸の消化性潰瘍は再燃緩解を繰り返す難治性の慢性疾患で外科的治療の判断に苦しむ。一般には中心静脈栄養や経腸栄養療法が施行される。経腸栄養では成分栄養剤によりその治療効果に差を認める。我々は乳清ペプチドが消化性潰瘍に適応であるか否かをインドメタシン投与実験的小腸潰瘍モデルラットを用いて検討した。実験方法:SD系雄性ラットに対してエーテル痲酔下にインドメタシン24mg/kgを経肛門的に投与した。予備飼育後エーテル痲酔下に胃管を留置し、ハーネス固定した。輸液ポンプに接続し6日間各種成分栄養剤投与を開始した。最初の24時間は135ml/kg/dayその後270ml/kg/dayとした。実験群は乳清ペプチド、アミノ酸栄養剤及びタンパク質栄養剤の3群とした。実験結果:SASを用いてTukey多重比較検定を行った。小腸潰瘍数は乳清ペプチドがもっとも少なくタンパク質栄養剤が有意に高値を示した。大腸潰瘍数は3群に有意差を認めなかったが乳清ペプチドがもっとも潰瘍数は少なかった。盲腸潰瘍数は乳清ペプチドが他の2群栄養剤より有意に低値であった。結論:乳清ペプチドは消化性潰瘍の経腸栄養として有用である。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi