研究課題/領域番号 |
11470312
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 秀克 大分医科大学, 医学部, 教授 (00222430)
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研究分担者 |
調 恒明 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50179058)
モハメド カレドザマン 大分医科大学, 医学部, 助手 (70305035)
松尾 哲孝 大分医科大学, 医学部, 助手 (10284788)
二宮 善文 岡山大学, 医学部, 教授 (70126241)
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キーワード | マイナーコラーゲン / 遺伝子発現 / 軟骨 / 細胞外マトリックス |
研究概要 |
1.α1(XI)鎖及びα1(V)鎖コラーゲン遺伝子の発現調節機構の解析 マウスα1(XI)鎖遺伝子の-536bp及び-5kbまでのDNA断片を血管平滑筋細胞及び軟骨肉腫細胞にトランスフェクションし、そのプロモーター活性を調べたところ、両細胞共に-536bpの断片にプロモーター活性を認めた。しかし、-5kbではその活性は減少した。さらにこれらのコンストラクトに第一イントロン5'側の10kbの断片を用いて、細胞特異的なエンハンサーあるいはサイレンサー活性を検索したが、明瞭な領域は認められなかった。 一方、類似の機能をもつマウスα1(V)鎖遺伝子のプロモーターDNA断片を単離する為に、まずRACE法で5'側のcDNAを単離を試みた。その結果、現在まで単離していたcDNAよりも230bp上流まで伸びたクローンを得ることができた。現在これを用いてゲノムライブラリーのスクリーニングを始めている。 2.α1(XI)鎖コラーゲンNプロペプチドの機能解析 現在α1(XI)鎖cDNAの重複クローンを用いて、full lengthのcDNAを構築中である。又、スプライシングの多様性がみられる酸性領域及びPARP(プロリン・アルギニン・リッチ・ペプチド)領域のcDNAを用いてGST融合タンパクを作製中である。今後、このペプチドを用いて、軟骨細胞及び平滑筋細胞に対する接着能等の機能を見る予定である。 3.α1(IX)鎖コラーゲン遺伝子の発現調節機構の解析 α1(IX)鎖のプロモーター領域をカバーするDNA断片を単離する為に5'側のcDNA断片を用いて単離した。
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