研究課題/領域番号 |
11470334
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
武田 正之 山梨医科大学, 医学部, 教授 (80197318)
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研究分担者 |
土田 孝之 山梨医科大学, 医学部, 助手 (30217327)
前澤 浩明 山梨医科大学, 医学部, 講師 (50190294)
田邉 信明 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (20163602)
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キーワード | 一酸化窒素 / 一酸化窒素合成酵素 / 尿路性器平滑筋 / 神経伝達機構 |
研究概要 |
(1)神経泌尿器科学研究法出版と尿路性器平滑筋研究における一酸化窒素に関する適切な実験法の解説 尿路性器平滑筋での、一酸化窒素に関するin vitroおよびin vivoの実験方法とその解釈について、解説した。特に、尿路性器平滑筋のin vitro microdialysisによる一酸化窒素濃度の測定法について詳細に説明し、また一酸化窒素合成酵素の遺伝誌発現、蛋白質研究法についても説明した。in vivoでも、中枢神経系に対する一酸化窒素合成酵素阻害剤や一酸化窒素発生剤の効果などについて検討した。 (2)腎移植免疫抑制剤FK506の腎毒性機序における一酸化窒素の意義 1.FK506投与による腎毒性の発生とその際の尿中一酸化窒素濃度の測定 2.一酸化窒素発生剤によるFK506腎毒性の予防効果の検討と尿中一酸化窒素濃度の測定 3.一酸化窒素合成酵素阻害剤によるFK506腎毒性の増悪効果の検討と尿中一酸化窒素濃度の測定 4.FK506投与による一酸化窒素合成酵素の腎における遺伝子および蛋白室質発現とその種類の検討 以上のような検討を行い、FK506腎毒性に対して一酸化窒素は良い面と悪い面の2面性を有していることが分かった。
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