研究課題/領域番号 |
11470355
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中島 務 名古屋大学, 医学部, 教授 (30180277)
|
研究分担者 |
鈴木 亨 名古屋大学, 医学部, 助手 (00273227)
三澤 逸人 名古屋大学, 医学部, 講師 (70303625)
服部 琢 名古屋大学, 医学部, 講師 (10172933)
|
キーワード | 内耳 / 局所療法 / 耳鳴 / プロスタグランディン / ゲンタマイシン |
研究概要 |
「内耳性難聴・耳鳴・めまいに対する局所療法」平成11年度の研究実績は以下のとおりである。 1)血管拡張剤の局所投与の内耳血流への影響 プロスタグランディンE_1をモルモット蝸牛窓に局所投与したときの蝸牛血流をレーザードップラー血流計で測定した。プロスタグランディンE_1の局所投与は内耳血流を増加させることがわかった。 2)ソフトレーザー内耳照射の耳鳴に対する治療効果 ソフトレーザー照射の耳鳴に及ぼす効果につき二重盲検法により現在その効果につき検討中である。今までのところ約30人の耳鳴患者にソフトレーザー照射を実照射群とダミー照射群に分けてその効果について検討した。平成12年度中には件数40人以上としてその効果についてまとめる予定である。 3)メニエール病・遅発性内リンパ水腫のゲンタマイシン鼓室内投与療法については引き続き基礎的臨床的に研究を行っている。基礎的研究はモルモットを用いてゲンタマイシンの動態について、臨床的研究についてはゲンタマイシン局所投与後の麻痺性眼振の3次元解析、VEMPへの影響につき検討中である。
|