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1999 年度 実績報告書

若年者の顎関節症に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11470454
研究種目

基盤研究(B)

研究機関鹿児島大学

研究代表者

小椋 正  鹿児島大学, 歯学部, 教授 (00059362)

研究分担者 長谷川 大子 (福原 大子)  鹿児島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00295271)
重田 浩樹  鹿児島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10274854)
森主 宜延  鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (60128460)
今中 啓之  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (80223329)
キーワード若年者 / 顎関節症 / 疫学 / 顎関節症患者 / JRA / 思春期 / MRI / 画像診断
研究概要

平成12年度に北海道で実施する疫学調査は,小都市である紋別市と北見市で行う。調査時期は学校歯科検診の時に一緒に実施するため,学校側と学校歯科医の了解とその日程を決定する必要があるが,平成12年6月6日〜6月17日に行えるように交渉中である。紋別市と北見市で調査に協力してもらえる学校は,北海道紋別北高等学校,北海道紋別南高等学校,北海道北見緑陵高等学校,北海道北見工業高等学校,北海道北見商業高等学校である。現在,紋別市教育委員会および北見市教育委員会にも連絡し交渉中なのが,紋別市立潮見中学校,北見市立小泉中学校,北見市立小泉小学校である。なお,すでに北海道教育委員会には,調査を実施する意義などの説明を終了した。平成13年度に行う沖縄地方の離島は,宮古島なので準備を行っている。
一方臨床的研究では,思春期の顎関節症患者126名(男子20,女子106)の臨床症状とMRI所見との関係について評価した。MRIにて関節円板の前方転位が確認された症例は89.7%であり,Joint effusionが確認された症例は40.5%であった。疼痛とMRI所見との関係については,復位を伴わない前方転位群は,正常群および復位を伴う前方転位群と比較して,顎関節疼痛を認める頻度が有意に高かった。また,Joint effusion有り群は無し群と比較して,顎関節疼痛を認める頻度が有意に高かった。
さらに,矯正治療(マルチブラケット,チンキャップおよびFKO)を受けて矯正治療を終了した患者に顎関節症症状のアンケート調査を行った結果,次のような事が解った。顎関節症症状の既往は,矯正患者全体では25%であり,一般若年者に対するアンケートの結果と比較して差はなかった。症状別では雑音20%開口障害と疼痛は各々12%であった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 奥猛志,重田浩樹ほか: "矯正治療患者の顎関節症症状に関するアンケート調査"小児歯科学雑誌. 37巻・3号. 482-487 (1999)

  • [文献書誌] 福元倫子,奥猛志,福原大子ほか: "思春期の顎関節症患者の臨床症状とMRI所見に関する研究"小児歯科学雑誌. 37巻・3号. 510-516 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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