研究課題
基盤研究(B)
本研究は、口腔領域における生体防御機構の解明を長期的な目標としている唾液中の抗菌因子、主に抗菌ペプチド(抗菌活性を有するペプチドの総称)の発現に関して研究したものである。研究期間内において、唾液中の新規抗菌蛋白質の探索、抗菌蛋白質の発現調節の解析などを行った。研究期間内においては、唾液中に発現している分子の同定を核酸レベルで行った。材料としては、ヒトモデル系として有用なカニクイザル唾液腺mRNA、ヒト唾液腺由来mRNA、ヒト唾液腺由来細胞株を用いた。カニクイザル唾液腺は各唾液腺における分子の発現を比較するため、3種の大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)よりmRNAを調整し実験に供した。解析にあたってはヒトゲノムプロジェクトの成果を参考にした。mRNAからのcDNA合成、RT-PCR、DNA配列の決定などは常法に従っておこない、ディフェンシンファミリーの複数の分子種、ヒスタチンファミリーの分子種、LL37などを同定した。さらにタンパク質レベルでの同定・解析のため、ペプチドの合成、抗体の作製を行った。本研究で得られた知見は口腔保健の向上に貢献するものと思われる。
すべて 2002 2001 2000 1999
すべて 雑誌論文 (25件) (うち査読あり 22件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 産業財産権 (1件)
J Gerontol A Biol Sci Med Sci 57
ページ: 71-72
Biochim Biophys Acta 1570
ページ: 75-79
Jpn J Infect Dis 55
ページ: 61-62
Oral Microbiol Immunol 17
ページ: 209-214
ページ: 252-256
93
ページ: 487-491
Immunology 107
ページ: 222-232
ページ: 232-242
Public Health 116
ページ: 341-346
FEMS Microbiol Lett 217
ページ: 23-30
Jpn J Infect Dis 54
ページ: 34-36
ページ: 43-45
ページ: 69-71
Scand J Immunol. 54
ページ: 109-116.
ページ: 199-200
J Infect Chemother 8
ページ: 163-167
J Appl Microbiol 88
ページ: 555-562
Jpn J Infect Dis 53
ページ: 1-5.
J Biol Chem. 274
ページ: 15797-15802
Oral Microbiol Immunol. 14
ページ: 213-219.
Asia Pac J Public Health. 11
ページ: 109-112.
Jpn J Infect Dis. 53
ページ: 211-212.
Oral Microbiol Immunol 14
ページ: 213-219