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2002 年度 実績報告書

乳幼児を持つ親の育児ストレスに関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11470523
研究機関北海道医療大学

研究代表者

三国 久美  北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (50265097)

研究分担者 工藤 禎子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (00214974)
深山 智代  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (70060746)
広瀬 たい子  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (10156713)
桑原 ゆみ  北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (80295914)
篠木 絵理  北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (00275497)
キーワード育児ストレス / 両親 / 縦断研究 / 日本版Parenting Stress Index
研究概要

本研究は、乳幼児を持つ両親を対象として育児ストレスを縦断的に測定し、子どもの発達に伴う親の育児ストレスの変化および、父母の育児ストレスの関係について明らかにすることを目的としている。育児ストレスの測定には日本版Parenting Stress Index (PSI)を用いた。日本版PSIは15下位尺度からなる自記式質問紙で、高い得点は高い育児ストレスを意味する。子どもの月齢が4か月の時点で縦断研究を開始し、平成14年度は、子どもの月齢が3歳及び3歳6か月の時点で郵送法による調査を行った。3歳時には父親183人、母親207人、3歳6か月時には父親165人、母親188人から有効回答を得た。統計的分析により得られた結果は以下のとおりである。
1.3歳時と3歳6か月時の日本版PSI得点を父母別に比較したところ、父親では全ての下位尺度において月齢による差はみられなかった。母親では4つの下位尺度で有意差がみられ、「子どもの気が散りやすい」と「親役割によって生ずる規制」で3歳時よりも3歳6か月時が低く、「子どもに愛着を感じにくい」と「健康状態」で3歳時よりも3歳6か月時が高かった。
2.それぞれの月齢における父母の日本版PSI得点を下位尺度別に比較したところ、いずれの月齢においても母親は父親よりも「親役割によって生じる規制」「配偶者との関係」「親としての有能さ」「抑うつ・罪悪感」「退院後の気落ち」「健康状態」の6下位尺度で高く、父親は母親よりも「親を喜ばせる反応が少ない」で高かった。
3.いずれの月齢においても父親と母親の日本版PSI総得点には正の相関がみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三国 久美: "1歳6か月児の母の育児ストレスとストレスフルな出来事へのコーピング"北海道医療大学看護福祉学部紀要. No.9. 43-51 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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