研究課題/領域番号 |
11470524
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
安藤 広子 岩手県立大学, 看護学部, 助教授 (20267503)
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研究分担者 |
橋本 佳美 杏林大学, 保健学部・看護学科, 講師 (60286424)
平澤 美恵子 日本赤十字看護大学, 教授 (40211510)
堤 マサエ 山梨県立女子短期大学, 教授 (50105970)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 母性看護学 / 助産学 / 遺伝相談 / 教育プログラム / 遺伝看護 |
研究概要 |
本研究では、先天性疾患・遺伝性疾患患児の妊娠・出産や障害児の療育に関与する機会の多い周産期の看護に必要な基礎的能力を育成するために、母性看護学・助産学領域における遺伝相談の教育プログラムの検討に取り組んだ。また、この研究を進めるにあたり、母性看護学や助産学の他に、家族社会学、高校の生物学やカウンセリングの専門家、また遺伝看護の先進国である英国・米国の専門家の協力を得て、広い視野からの検討に務めた。 研究成果の概要としては、以下の通りである。 1)遺伝相談に関する看護教育の実態調査を行なった。 (1)短期大学助産学専攻科および助産師専門学校における遺伝関連の教育の実態調査 (2)看護系大学における助産学課程の遺伝関連教育の実態調査を行なった。 2)高等学校の遺伝に関する教育内容について、高等学校生物学研究会のメンバーの協力を得て調査を行なった。 (1)戦後日本の高校における遺伝教育の変遷;学習指導要領改訂を中心に文献検討を行なった。 (2)「遺伝」何を教えるのか;高校理科の『生物』、遺伝および遺伝子DNAの学習に関するアンケート調査を行なった。 3)看護職の遺伝に関するケアの実態と教育に対するニーズの調査を行なった。 4)社会の人々の「遺伝」に関する認識調査を行なった。 (1)教育別による遺伝イメージ・意識についての調査・分析を行なった。 (2)出生前診断に対する意識・世代間別による遺伝のイメージ・認識調査・分析を行なった。 5)英国・米国における遺伝看護の教育プログラムと、カウンセラーの教育状況の情報収集を行なった。 6)母性看護学・助産学における教育プログラムモデルの検討を行なった。 本研究では教育プログラムモデルの作成までは検討したが、教育機関により教授方法が多様であることから実施・評価の検証まではいたらず課題とされた。
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