研究課題/領域番号 |
11480006
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
真田 久 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (30154123)
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研究分担者 |
岡出 美則 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60169125)
近藤 良享 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (00153734)
高橋 健夫 筑波大学, 体育科学系, 教授 (60029725)
田原 淳子 中京女子大学, 健康科学部, 助教授 (70207207)
舛本 直文 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70145663)
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キーワード | オリンピック / オリンピック教育 / 異文化理解 / ドーピング |
研究概要 |
1.アメリカ、ドイツ、カナダ、オーストラリア、イギリス、ギリシャにおけるオリンピック教育に関するテキストを入手し、その内容について吟味した。オリンピックの理念や歴史、異文化理解教育(グローバル精神)、ドーピングの内容、女性の参加、映像の扱われ方、学校教育との関連などについて分類し、それぞれの国でどのような内容が書かれているかを整理した。どの国でも、基本的に上記の内容が扱われているが、それらに加えて、パソコン上でのインターネットとの接続やCD-ROMを用いた画像を、最近のテキストでは用いられていて、いかに効果的な映像や画像を活用するかが、重要であることが確認された。 2.シドニーオリンピックにおいて、オーストラリアでどのようなオリンピック教育が行われたのかについて、シドニーオリンピック組織委員会の関係者から、直接聞き取り調査を行うとともに、関連の資料を提供してもらい、その内容を整理した。CD-ROMやパソコンを全学校に配置して行われたオリンピック教育の展開の背景には、全豪および各州の教育行政、オリンピック関係者、スポンサーらのオリンピック運動についての理解があったことが確認された。 3.オリンピック教育の原理について、Siedentop(Sport Education.1994)やGrupe(Olympic Values. 2001)らの論文をもとに整理した。
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