• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

科学的な情報活用能力の育成を支援する学校・地域・大学連携プログラムの開発:クロスカリキュラムの視点から

研究課題

研究課題/領域番号 11480030
研究機関神戸大学

研究代表者

稲垣 成哲  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)

研究分担者 大島 純  静岡大学, 教育学部, 助教授 (70281722)
武田 義明  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (90155028)
蛯名 邦禎  神戸大学, 発達科学部, 教授 (50151999)
中山 迅  宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (90237470)
村山 功  静岡大学, 教育学部, 助教授 (40210067)
キーワードCSCL / 科学教育 / Web knowledge Forum / デザイン実験アプローチ
研究概要

平成13年度の研究実績は,以下の通りであった。
1.2つのデザイン実験アプローチの実施
昨年度に引き続き,神戸大学発達科学部附属住吉小学校を実験フィールドとして,5年生の1クラスの理科の授業を対象に,Web Knowledge Forumを活用した協調学習のデザイン実験を行った。
第1実験は,5月下旬から7月上旬までの約40時間,「生命の誕生」に関するテーマで実施された。この実験では,初めて,児童の保護者にもアクセス権を与え,児童・保護者・教師(サポートチーム)の3者から構成された学習コミュニティがデザインされた。とくに他者のノートを熟読することで,協調的な学習を展開することが目指されたが,保護者を学習コミュニティに加えることで,読みの活動を活性化することができた。
第2実験は,10月中旬から3月上旬までの約40時間,「溶解」に関するテーマで実施された。この実験では,これまでの実験において,ノートを読む,書くという活動がある程度達成されてきたことから,学習内容の概念的な理解への支援に主眼を置いた学習がデザインされた。そこでは,新たな学習のリソースとして,簡単なシミュレーションプログラムをWeb上に組み込むことで,学習者の理論構築を支援した。溶解現象をモデルとして可視化し,そのモデルに基づいた議論をface to face及びWeb上で展開することによって,学習者における現象的な理解から概念的な理解への深まりを実証することができた。
2.研究成果の公表
当該研究課題の成果について,2001年のAERA,2002年のCSCL2002などの国際会議で発表するとともに,日本科学教育学会などに学術論文として公表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 竹中真希子: "Web Knowledge Forumを利用した理科授業のデザイン実験"科学教育研究. 26巻1号(印刷中). (2002)

  • [文献書誌] Oshima, Jun: "CSCL design experiments in Japanese elementary science education : Hypothesis testing and collaborative construction"Paper presented at the annual meeting of the AERA, New Orleans, L. A. (to appear). (2002)

  • [文献書誌] Oshima, Jun: "Design experiments for integrating a CSCL technology into elementary science education"Paper presented at Computer Support for Collaborative Learning 2002, Colorado. 10 (2002)

  • [文献書誌] 稲垣成哲: "協同的な学びを創造するための授業デザイン"初等理科教育. 35巻12号. 8-11 (2001)

  • [文献書誌] 竹中真希子: "Knowledge Forumを利用した理科授業のデザイン実験"日本科学教育学会第25回年会論文集. 139-142 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi