• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

物理映像の制作・提供による教育工学実践ネットワーク利用手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11480033
研究機関筑波大学

研究代表者

吉江 森男  筑波大学, 教育学系, 助教授 (30133044)

キーワード教育工学 / 教育実践 / コンピュータネットワーク / 物理教育 / 実験映像
研究概要

大学の教育学研究者と中学・高校の教育実践者をコンピュータネットワークを利用して結び両者が協同して研究と教育双方に成果を生み出す機構を教育工学の立場から調べることを目的とする。教育学研究には実践の場が必要であり、一方、教育実践者は担当の教育を豊かにする教材と人的・物的ネットワークを求めていると想像される。両者の必要性がネットワーク技術の介在によって如何に満たされうるか研究する。内容として、現在の高校生に現在の科学研究の成果と方法の事例として物理に関する映像を提供し、高校における学習に意味づけする機会を提供することを試みる。
今年度はシステム面で、デジジル映像配信用にRealVideoサーバーを既設サーバー機上で稼働させ、WWWのための実験的サーバーを筑波大学内に設置した。またサーバープラットフォームの機能向上のため開発用システムを設置し、また制作用機器を強化した。
内容面では、平成7年より楢原良正筑波大学名誉教授他の低温物理学ビデオ制作に制作の立場で参加したが、この成果として「低温てなんだ」(63分)「低温てなんだ〜超流動〜」(43分)が完成し一部の専門分野研究者に公開した。大学初年段階学生に視聴を求め物理映像の学習における影響に示唆を得た。制作した低温物理学映像を用い、WWWページを用いて物理教材を制作し、これらを高校生に視聴してもらう機構をコンピュータネットワークを利用して構成しつつある。また、筑波大学加速器センターで長島泰夫教授他が行う加速器質量分析による塩素同位体比率測定実験の映像を一部取材した。

研究成果

(3件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 吉江森男: "物理映像の制作・提供による教育工学実践ネットワークの開発"教育工学関連学協会連合第6回全国大会講演論文集第二分冊. 6・2. 845-846 (2000)

  • [文献書誌] 孔繁之,吉江森男: "ネットワークにおけるマルチメディア教材の開発に関わる研究"教育工学関連学協会連合第6回全国大会講演論文集第二分冊. 6・2. 411-412 (2000)

  • [文献書誌] 吉江森男: "大学の専門分野における情報処理の教育情報処理への適用に関する学生の知識と意見"日本科学教育学会年会論文集. 24. 163-164 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi