• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 研究成果報告書概要

日本語教員養成における「日本事情」教育のシラバス構築のための調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 11480053
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関早稲田大学

研究代表者

細川 英雄  早稲田大学, 日本語教育研究科, 教授 (80103604)

研究分担者 砂川 裕一  群馬大学, 社会情報学部, 教授 (90196907)
佐々木 倫子  桜美林大学, 大学院・言語教育研究科, 教授 (80178665)
長谷川 恒雄  慶応大学, 国際センター, 教授 (10051567)
研究期間 (年度) 1999 – 2002
キーワード日本語教育 / 日本事情 / 教員養成 / 体験学習 / 観察・分析 / 言語文化教育 / 総合活動型日本語教育 / 問題発見解決学習 / Discover-&-solve-problems style
研究概要

本研究活動は,日本語教員養成として「日本事情」をどのように教えるかを考えるための教育的方法およびその理念的な背景について検討し,そのモデルクラスの設置の方法と具体化について考察するものである。
とくに、「日本事情」をどのように教えるかを考えるための教育的方法としてのモデルクラスについては、研究代表者の担当する早稲田大学日本語研究教育センターにおける「日本語・総合」クラスでの実践を記録し、この分析を行うとともに,ここでの学習者の活動と「日本事情」教育としての位置づけの問題について研究会を開催し,討議を行った。
以上のような検討から、昨年度策定した、日本語教員養成として「日本事情」とその教授に関しての3段階の内容をさらにくわしく検討することができた。
(1)体験・観察-ここでは、実習クラスに参加することによって日本語学習者と同様のことを実習生も体験し、同時にそのありさまを観察する経験を持つ。学習者とともに体験的な作業を行う。
(2)分析・解釈-この結果を分析することによって、教室で起こっている問題について一人一人が解釈を行い、分析的な視点から、問題発見解決型クラスの活動および教師の役割等について検討する。
(3)仮説・展開-前記の分析・解釈にもとづき、実習生一人一人が仮説を定め、その仮説にしたがって、新しい固有の展開をめざす。この部分は、今後の課題として残された。
上記の目的に沿いつつ、4年間の討議を踏まえ、日本語教員養成として「日本事情」に関する教育的方法およびその理念的な背景および具体的な教員養成の試案を示し、研究会等の議論の成果も報告書の形で示した(2003・3刊行)。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 細川英雄: "合意形成としての評価-総合活動型日本語教育における教師論のために"早稲田大学日本語研究教育センター紀要. 15号. 105-117 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 細川英雄: "日本語教育におけることばと文化の統合へ向けて"総合的日本語教育を求めて(国書刊行会). 346-360 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 細川英雄: "総合的な言語活動とその学習"多文化共生時代の日本語教育(歴々社). 161-173 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 細川英雄: "ことばと文化を結ぶ日本語教育"凡人社. 238 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Hosokawa, Hideo.: "Goikeisei toshiteno Hyoka-Sogokatsudogata Nihongokyoikuniokeru Kyoshironno tameni [Consensual Evaluation-For the Theory of Teacher-training for the Japanese Language Education through All-around Activities]."Waseda Daigaku. Nihongo Kenkyu Kyoiku Centre Kiyo. 15. 105-117 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hosokawa, Hideo.: "Nihongo Kyoikuni okeru Kotobato Bunkano Togohe mukete [For the Integration of Language and Culture in the Japanese Language Education]."Sogoteki Nihongo Kyoikuwo motomete (kokushckankokai). 346-360 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hosokawa, Hideo.: "Sogotekina Gengokatsudoto Soncgakushu [Synthetic Linguistic Activities and its Learning]."Tabunka Kyoseijidaino Nihongo Kyoiku (Rekirekisha). 161-173 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hosokawa, Hideo.: "Kotobato Bunkawo musubu Nihongo Kyoiku [The Japanese Language Education as a Means to Carbine Language and Culture]."Bonjinsha. 238 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2005-04-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi