研究分担者 |
及川 昭文 総合研究大学院大学, 教育研究情報資料セ, 教授 (30091888)
小松 幸廣 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (50241229)
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40200951)
加納 千恵子 筑波大学, 文芸言語学系, 助教授 (90204594)
鈴木 庸子 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (00216459)
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研究概要 |
本研究は,膨大なデータベースの有効活用を図るために,日本語教育の研究者,教師,学習者が必要に応じて適切なデータを瞬時にかつ簡易に取り出すことができるるように,データベースを分析し,日本語教育支援のための教材構成要素を明らかにしモデル化することである。本研究は4年間の実施計画で進行し,今年度が2年度目である。 本年度も昨年度に引き続き,日本語教育用データベースを利用して教材構成要素のモデル化と抽出を行った。特に本年度は,教材構成要素を処理するツールの開発・評価研究に重点を置いた。具体的には,既有のCASTEL/Jデータベースに収録されている基本辞書(漢字辞書,筆順辞書,単語辞書,用例辞書,和英辞書,学術辞書)及び音声・画像データを含む豊富な日本語教育用教材を分析し,コンピュータ利用可能な教材構成要素を分類整理し,モデル化した。また,構築したモデルにもとづき.CASTEL/Jデータベースから,汎用的な教材構成要素を抽出した。CASTEL/Jデータベースの中に適切なデータがないデータは,データを作成し新たに追加した。 本研究を進める上で,既にこのような研究に着手している海外研究者との情報交換が必要不可欠であるため,北欧の国を対象に海外実態調査を行った。また,カリフォルニア大学サンデェゴ校とハワイ大学カピオラニ校の日本語教育専門家2名を招へいし,日本で検討会議を開催した。
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