研究分担者 |
加納 悟 一橋大学, 経済研究所, 教授 (50114971)
岩崎 学 成蹊大学, 工学部, 教授 (40255948)
大和 元 鹿児島大学, 理学部, 教授 (90041227)
垂水 共之 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50033915)
和合 肇 名古屋大学, 経済学部, 教授 (00091934)
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研究概要 |
大和および渋谷(Yamato et al.(2001),Sibuya and Yamato(2001))はPitman確率分割についての、これまでの研究成果である。Pitmanモデルの確率的構造を調べ、最尤推定量に代わる独特の推定量を工夫した。これらの推定法の有限標本での比較には到っておらず課題として残った。 岩崎は不完全データの解析法を著書としてまとめた(2001)。個人の私的情報を秘匿するために原データを改編して公開したとき、原データの情報をどれだけ回復できるか、という大きな問題がある。一般には完全(つまり対称的で釣合いのとれた)観測ができなかったときの推測として考察されており、その研究状況を調査し観測した。 次のような成果がまとめられつつある。 佐井至道「サイズインデックスの制約付き最尤推定」(日本統計学会) 藤野友和、垂水共之「セルの秘匿が分析におよぼす影響の評価」(日本統計学会) 昨年度末にWillenborg, L. and de Waal, T(2001)Elements of Statistical Disclosure Control, Lecture Note in Statistics 155,Springerが出版され、その内容を検討した。ひとつの新しい秘匿法としてPost Randomization Methodが紹介されている。垂水は口頭発表論文でこの方法を実際例に適用して性能を検討している。
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