| 研究課題/領域番号 |
11480086
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| 研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
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研究代表者 |
新美 康永 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00026030)
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| 研究分担者 |
西本 卓也 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (80283696)
荒木 雅弘 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (50252490)
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| キーワード | 雰囲気のモデル化 / コミュニケーションの場 / 動作の雰囲気 / 身振りエージェント / 感情音声の認識 / 感情音声に合成 |
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| 研究概要 |
本研究の目的は、人間同士がコミュニケーションを行う場における動画像及び音声と、雰囲気に対する人間の知覚を分析・合成可能な方法で対応づけてモデル化することである。本年度は次の三点に重点を置いて研究した。
(1)雰囲気情報のモデル化(担当:新美)
2人1組の被験者に自由に対話させた状況をビデオカメラで収録した。1つの対話から対話が活性化している場面(活性化場面という)とそうでない場面(非活性化場面という)を各々2場面(1分/場面)ずつ視察により抽出し、被験者の動作及び発話の状態を書き起こした。このような場面各々42場面を分析した結果、次のような知見を得た。活性化場面では、非活性化場面に比して、対話者間の発話の重なりの発生頻度が多い。また発話の重なりが観察される時間に、前者では、視線の動きが頻繁に観測され、後者では上体を動かすといった退屈な状態を示す仕草が目立った。
(2)勲作に現れる雰囲気情報のモデル化(担当:西本)
被験者にモーションキャプチャを装着させて、上機嫌、不機嫌、納得している、納得していない、興味がある、興味がない、等の日常よく経験する心的状態を動作によって表現させた。収録したデータを解析した結果、被験者の頭部のゆれ、肩の動き、手の動きなどに上記の心的状態と相関の高い特徴的な動きのあることが分かった。この解析結果をもとに、簡単な身振りエージェントを作成して、これの動きをシミュレートした。
(3)音声で表現される雰囲気のモデル化(担当:荒木)
昨年度開発した感情音声の合成システムに、感情に由来するイントネーションを賦与する機能を追加し、感情の聴取率を向上させた。さらに、音声に含まれている感情を認識するシステムのプロトタイプを開発した。
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