研究分担者 |
田口 東 中央大学, 理工学部, 教授 (50114533)
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策科学研究科, 教授 (30134323)
腰塚 武志 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50011094)
三浦 英俊 明海大学, 不動産学部, 講師 (30306253)
栗田 治 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (40211891)
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研究概要 |
1) 地理情報データーベースを用いた大規模な駅の評価 地下鉄大手町駅を例として取り上げ,3次元のデータベースを作成した.これには幾何学的な要素に関する情報だけでなく,その他の情報も含まれている.また,人の動きを精密にシミュレーションするために,動的な人の流れの観察を行い,経路情報の与え方と個人の経路選択の関係や,誘導方法の効果ついて検討を行っている. 2)都市交通システムにおける新線建設効果の評価 近い将来,地下鉄南北線および大江戸線が全面開通する見込であるが,これが交通ネットワークの利用者移動に及ぼす影響,およびネットワーク全体を効率的なものにするための方策のシミュレーションによる検討を計画している. 3)都市の施設配置に関する定量的分析 公共施設の適切な数について、建設費用と利用者の移動費用のトレード・オフという点から,モデルを作成して検討を行っている.特に,政令指定都市の区の数について,検討している. 4)大規模高層ビルの利用効率を高めるための交通システムの検討 ビル内の垂直移動にはエレベータとエスカレータを使い,水平移動は徒歩による場合に,所定の人口を収容するための居住領域と,スムーズな交通のために必要となる交通領域を,総移動時間が最小となるように定める問題を検討している. 5)人口動態に着目した行政サービスの観点からみた施設配置 都市圏の広域化に伴い,通勤途中での行政施設訪問の機会が増大しているが,この観点からみた施設の最適配置の問題を千葉市を例にとって検討している.
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