研究課題/領域番号 |
11480217
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
山口 政光 愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 室長 (00182460)
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研究分担者 |
松影 昭夫 日本女子大学, 理学部, 教授 (90019571)
井上 喜博 京都工芸繊維大学, ショウジョウバエ遺伝資源センター, 講師 (90201938)
廣瀬 富美子 愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 主任研究員 (60208882)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | ショウジョウバエ / PCNA / RFX / DNA複製関連遺伝子 / クロマチンリモデリング因子 / Mi-2 / DREF |
研究概要 |
ショウジョウバエPCNA遺伝子の転写制御エレメント、URE配列とDRE配列の間に存在する新規の転写調節エレメント(PRE配列)を見出し、それを標的とした酵母one-hybridスクリーニングを行い、新規の転写因子のcDNAをクローン化した。この因子はRFXドメインを持つことからdRFX2と名付けた。またこの因子のDNA結合ドメインをショウジョウバエ複眼原基特異的に発現させると複眼形態異常をもたらすことがわかった。この因子の哺乳動物ホモログは哺乳動物PCNA遺伝子の転写制御に関与することが報告されており、種を越えてその機能が保存されている因子として興味深い。 一方、ショウジョウバエDNA複製関連遺伝子を共通に制御する転写因子DREFと相互作用する因子としてクロマチンリモデリング因子Mi-2が新たに同定された。DREFをショウジョウバエの複眼原基で過剰発現させると、成虫の複眼が光態異常を示すが、この遺伝子導入ハエ系統とMi-2突然変異系統とを交配すると、この形態異常を増強することから、Mi-2はDREF機能に抑制的に働いていることが示唆された。また、GST-Mi-2融合タンパクが、in vitroでDREFのDNA結合活性を阻害することもわかった。
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