• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

体細胞を用いた新しい個体作出に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11480250
研究機関近畿大学

研究代表者

加藤 容子  近畿大学, 農学部, 講師 (40278742)

研究分担者 内海 龍太郎  近畿大学, 農学部, 教授 (20151912)
角田 幸雄  近畿大学, 農学部, 教授 (80217364)
キーワード体細胞 / 核移植 / 初期化因子
研究概要

マウス未受精卵細胞質中には,体細胞核を初期化する因子が含まれていると考えられるが,人為的に活性化処理を施すと,この初期化作用は消失する。そこで,活性化処理を付与した卵子と付与していない卵子との間で,発現している遺伝子の差違を調べるため,differential display法を試みた。まず,予備実験として,マウス細胞に有効なDifferential display法のプライマーについて検討した。3種類のoligo-d(T)primerを用いて,cDNAを合成し,PCRでは20種類の任意プライマーを用い,マウス細胞で増幅しやすいものを選別した。また,RIを用いる実験系と非RIの実験系でDNAフラグメントの検出程度を比較した。その結果,非RI系の実験系においても比較できる程度の検出が可能であることが明らかとなった。また,できる限り細胞数を少なくして解析するため,卵子数の検討を行ったところ,10個程度であれば,比較できるプライマーの組み合わせが20組程度できることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Amano,T et al.,: "Production of mice derived entirely from embryonic stem cells after injecting the cells into heat treated blastocysts"Theriogenology. 53. 1449-1458 (2000)

  • [文献書誌] Yabuuchi,A., et al.,: "Nuclear transfer of mouse follicular epithelial cells pretreated with spermine protamine, or putrescine"J.Exp.Zool.. 289. 208-212 (2001)

  • [文献書誌] Amano,T., et al.,: "Mouse cloned from embryonic stem (ES) cells synchronized in metaphase with nocodazole"J.Exp.Zool.. 289. 139-145 (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi