研究概要 |
Regenerative medicine:平成11年度は、ブタインスリン遺伝子について塩基配列を決定したので、12年度は長期培養におけるブタ膵細胞のインスリン遺伝子と転写因子の発現の検討をおこなった。 Pdx-1,Pax4,Pax6,NeuroD,Nkx6.1などの転写因子については、ヒト遺伝子配列により、Primerを作成し、ブタ培養細胞のmRNAをもちいて、RT-PCRを行い、PCR productをsequenceしブタの塩基配列を一部決定し、これに基ずいて、再度primerを作成し、RT-PCRを行い、発現の評価をおこなっている。 Replacement therapy:Doner細胞の機能維持を目的にした研究をおこなった。 ...(1)培養基材(Plastic dishをcontrolとして、Laminin,Poly-L-lisin,Type I collagen,Gelatin,Fibrionectin,Matrigelをcouting)によるブタ膵内分泌細胞の形態および機能に与える影響を観察した。(2)長期培養細胞の機能維持をはかる目的で、最近膵細胞の成長因子と云われている、pituitary adenylate cyclase-activating polypeptide(PACAP),glucagons-like peptide-1(GLP-1)を添加して、インスリン分泌機能維持を長期に及んで観察した。
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