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1999 年度 実績報告書

マルチメディアによる脳損傷者の非言語性コミュニケーション障害診断検査の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11551002
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

八田 武志  名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (80030469)

研究分担者 三輪 和久  名古屋大学, 人間情報学研究科, 助教授 (90219832)
筧 一彦  名古屋大学, 人間情報学研究科, 教授 (90262930)
川口 潤  名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (70152931)
吉崎 一人  愛知淑徳大学, 文学部, 助教授 (80220614)
川上 綾子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (50291498)
キーワードコミュニケーション障害 / 認知機能障害 / 障害診断検査 / 頭部外傷 / 注意障害
研究概要

本年度は、以下の2点について計画に沿って実施した。
(1)非言語性コミュニケーション能力の一要素である間接的表現理解能力の診断検査を精選し、動画化に適した図柄表現を作成した。計画通り、現在標準データを収集中である。上記の検査作成過程は以下の段階を経ており、健常者の標準データを整理した後、脳損傷者とくに外傷性脳損傷者でのデータを収集する予定である。(1)間接的拒否,間接的要求の2種類で会話文を作成と精選,(2)4コマでのアニメ表現(4名の作家に2種類ずつ作成してもらい,その中から1名の作家を選抜),(3)アニメ表現をした検査項目試案をPC上で提示できるようにプログラムの作成,(4)健常成人(大学生245名を対象に検査項目試案を実施した。
(2)注意障害についての検査項目の精選については、米国で使用実績がある脳損傷者の注意障害診断検査の中から、CalCap(Miller,E,N.,1986)とMillon Inventories(Millon,T.1997),Baddeley Paper-Pencil version for Dual Test Paradigm(Baddeley,et al,1997)を取り上げ検査項目を検討する作業を行った。その結果、CalCapの10項目の中から7項目、Baddeleyの検査が、実施時間、検査内容の妥当性などの関点から最も優れると判断した。現在は両検査の日本版を作成する作業に入っている。Baddeley検査については健常者での標準データを収集している途中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hatta,T, Kogure,T & Kawakami,A.: "Hemisphere specialization of Go experts in visuaospatial processing"American Journal of Psychology. 112. 571-584 (1999)

  • [文献書誌] Hatta,T: "Implication of the symbol figure representations: Information from the direction and spatial location used by Japanese students"Perceptual and Motor Skills. 90. 180-186 (2000)

  • [文献書誌] Kogure,T & Hatta,T: "Hemisphere specialization and categorical spatial relations representations"Laterality. 4. 321-331 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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