• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

大学入学者選抜資料としての総合試験の開発的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11551004
研究機関独立行政法人大学入試センター

研究代表者

柳井 晴夫  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (60010055)

研究分担者 岩掘 淳一郎  高知医科大学, 医学部, 教授 (50115292)
鈴木 規夫  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (70154565)
椎名 久美子  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (20280539)
箱田 裕司  九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50117214)
平井 洋子  東京都立大学, 人文学部, 講師 (40285078)
キーワード総合試験 / 小論文 / 高知医科大学適性検査問題 / 国際基督教大学能力検査 / 項目反応理論 / 因子分析 / 問題解決能力
研究概要

1)総合試験モニター調査の採点、分析
平成13年2月に実施した総合試験モニター調査において解答させた、自転車の課題を取り扱った総合論述問題の採点方式について検討し、分析的視点、予測の整合性、バランス、論理的一貫性、オリジナリテイ、多角的視点等の評価基準を定め、採点を行った。
さらに、この結果と、学力課題(共通第1次試験の英語、数学、国語の大問、語彙テスト)、認知的課題(ストループ検査、数字抹消検査)との関連を分析し、認知的課題と、学力(特に、数学、英語)の関連が明らかにされた。
2)私立大総合試験調査の分析:総合試験・小論文が測定すべき20の資質について因子分析した結果、「探究心・創造力」「注意力」「読解力・理解力・論理的思考」「文章表現力・自己表現力」「基礎技能・数理能力」の5つの因子が存在することが確かめられた。
3)CU学習能力検査の項目反応理論による分析
4)高知医科大学適性検査問題過去10年間のデータの分析:
4)適性検査A(主に言語能力を測定)、および適性検査B(主に数理能力を測定)とセンター試験各教科の成績を主成分分析した結果、適性検査(A, B)はセンター試験で測定される能力とは異なった能力を測定しているものであることが確かめられた。
5)分担者による研究会の開催:
研究会の開催日:平成14年2月8日
報告書の作成と発送:総合試験調査を実施して頂いた全国私立大学325校、723学部に、報告書の第3章「私立大学総合試験に関する調査結果」を送付した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 椎名久美子, 柳井晴夫: "教科科目フリー型総合間題を用いたモニター調査の分析"大学入試センター研究紀要. 30号. 39-65 (2001)

  • [文献書誌] 平井洋子, 椎名久美子, 柳井晴夫: "文系学生向き総合論述問題による能力測定の試み"大学入試センター研究紀要. 30号. 1-20 (2001)

  • [文献書誌] 倉元直樹, 柳井晴夫: "教科科目複合型総合問題の内容分析"大学入試センター研究紀要. 30号. 83-108 (2001)

  • [文献書誌] 柳井晴夫: "大学入試における総合試験の国際比較研究"藤井・柳井・荒井編著 大学入試における総合試験の国際比較 多賀出版. 317-328 (2002)

  • [文献書誌] 平井洋子: "論述式課題による高次思考能力測定の試み-採点基準の検討"東京都立大学人文学報.

  • [文献書誌] 藤井光昭・柳井晴夫・荒井克弘編著: "大学入試における総合試験の国際比較-わが国の入試改善にむけて-"多賀出版. 343 (2002)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2012-10-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi