• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

インターネットを利用した東洋学史料検索システムと外字処理に関する研究と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 11551008
研究機関大阪国際女子大学

研究代表者

桶谷 猪久夫  大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (90169269)

研究分担者 勝村 哲也  島根県立大学, メディアセンター, 教授 (50066411)
松田 孝一  大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (70142304)
福田 真規夫  大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (20218936)
キーワード全文検索システム / SGML / 外字処理機能 / 外字属性データベース / インターネット
研究概要

本研究の目的は、東洋学史料の文書構造を解析し、関連する複数史料の横断的(統合的)検索システムを構築することによって、史料の新たな解釈・解析など東洋学研究を促進する研究である。今年度、これまでのCGI(Common Gateway Interface)機能を利用して開発した東洋学検索システムに以下のような機能を追加した。まず、検索効率の向上と多様で効率的な検索手段を実現するため、琉球王国評定所文書の異国船来着に関する古文書のSGML(Standard Generalized Markup Language)化を実現した。また、SGML化された古文書をDBMS(Open Text)に格納し、そのデータベースに対して、高速検索エンジンPAT50とパイプを利用したアプリケーションプログラム作成で東洋学史料検索システムを実現した(http://www.okinawa.oiu.ac.jp/で公開)
(1)未入力史料(琉球王国評定所文書第十一巻〜第十六巻、既刊分)をOCRを利用して入力した。
(2)インターネットを利用し、複数文献間の横断検索が実現可能な東洋学史料検索システムを実現した。
・テキスト検索(KWIC形式表示を含む)機能と画像表示機能の連携化を実現
(3)東洋学史料検索システムの枠組みを、物理的な文書番号のみでなく、古文書の発・受信者、日付、注釈、記事内の相互参照などの有効な検索を実現するため、SGML(Standard Generalized Markup Language)化を実現した。
(4)高速検索エンジンPAT50とパイプを利用したアプリケーションプログラム作成で高速検索機能を実現した。
(5)外字属性データベースを利用した東洋学史料検索システムでの外字検索機能(入力法含む)、外字表示・転送機能を実現した。:・e漢字(島根県立大学、勝付哲也教授提供)フォントを利用した外字、漢字部分品からの外字作成と外字属性データベースの開発、・外字フォントと外字属性データベースはネットワークを介して配布

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 桶谷猪久夫: "歴史史料のSGMLを利用した全文検索システムについて"情報処理学会研究報告. Vol.2000 No.49. 55-62 (2000)

  • [文献書誌] 桶谷猪久夫,岩崎宏之 他: "電子図書館システムを利用した「沖縄の歴史情報」"情報処理学会研究報告. Vol.2000 No.49. 75-78 (2000)

  • [文献書誌] 桶谷猪久夫: "琉球王国評定所文書のSGML化と全文検索システムの設計と構築"大阪国際女子大学紀要. 第26号-1. 49-62 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi