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2001 年度 実績報告書

計量的日本語研究文献のCD-ROM化とその利用技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11551009
研究機関東京都立大学

研究代表者

荻野 綱男  東京都立大学, 人文学部, 教授 (00111443)

研究分担者 熊谷 康雄  国立国語研究所, 情報資料部門, 部門長 (30215016)
真田 信治  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00099912)
宮島 達夫  京都橘女子大学, 文学部, 教授 (30099915)
キーワード計量的研究 / 論文データベース / CD-ROM / 日本語研究
研究概要

1 計量的日本語研究論文をスキャナでスキャンしたものに対して、画像品質のチェックを全体的に行った。必要に応じて、不良部分を再度スキャンした。
2 モニター数名を募集し、試作段階のCD-ROMを先行配布し、どのように使えるか、どんな問題があるか、体験してもらった。年度末までにコメントを回収し、研究成果報告書に収録した。
3 「語彙」に関する計量的日本語研究論文の全体を概観し、計量言語学の観点から語彙研究を展望し、今後の語彙研究で必要となる点を考察した。
テキストを対象とした計量的な語彙研究を概観すると、異なり語数的なアプローチが多く、延べ語数的なアプローチが不十分である。それは、大規模な語彙調査が国立国語研究所とNHKだけで行われている現状を反映している。今後は、計算機を用いることで個人でも語彙調査が可能になっていくので、延べ語数的アプローチが多くなることを期待する。
多人数調査による計量的な語彙研究の面では、簡単な手法を用いたものや、数量化の諸手法など「データから何かを探ろうとする」アプローチが多く、仮説検証的な実験法によるアプローチがほとんどない。今後は、この方面の研究が多くなることが必要である。
4 収録予定の論文のタイトルや著者名などに含まれる「外字」について、全面的に見直し、単純テキストファイルで表現するとともに、外字をイメージで収録する方針でやっていけることを確認した。
5 年度末に研究成果報告書を作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 荻野 綱男: "各研究論文ではどれくらいの量を調査しているか"日本語学4月臨時増刊. 20巻・5号. 210-223 (2001)

  • [文献書誌] 荻野 綱男: "調査量が不明の論文を読む-パーセンテージから調査量を推測する-"計量国語学. 23巻・1号. 37-40 (2001)

  • [文献書誌] 荻野 綱男: "計量言語学の観点から見た語彙研究"国語学. 53巻・1号. 97-115 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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