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1999 年度 実績報告書

2次元位置有感検出器による時間・空間分解レーザー誘起蛍光法

研究課題

研究課題/領域番号 11555022
研究種目

基盤研究(B)

研究機関長岡工業高等専門学校

研究代表者

溝川 辰巳  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 助教授 (20229719)

研究分担者 石田 博樹  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (70176197)
伊藤 義郎  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (60176378)
キーワード光子 / 検出器 / 位置有感 / 2次元 / 可視光 / 真空紫外 / レーザー誘起蛍光法
研究概要

本研究は、我々が開発してきた位置有感検出器の技術を2次元光子計数管に応用し、これを用いたレーザー誘起蛍光法(LIF)の新しい可能性を示すとともに、それに伴う諸問題を解明する事を目的としている。初年度の目標は、(1)実用的な2次元光子検出器を設計・製作し、その基本的な特性を調べる、及び(2)この検出器によるLIF法が有力となるような具体的なターゲットを調査・決定し、それを踏まえて光学系を含む装置全体の設計を行う、の2点であった。以下に今年度の実績を示す。
(1) 光子検出器の開発は次の2本立てで進めた。第1に、すでに開発した真空紫外光子用2次元検出器を用い、我々の方式の検出器の基本特性の評価と最適設計法の解明を目指した。現在、100ミクロン以下の2次元位置分解能、数10ナノ秒の信号立ち上がり及び直径20mmの範囲で実用上十分な画像線形性が得られている。第2に、可視光に感度を持つ光電面の製作技術を確立する事を目指した。そのための蒸着・真空槽を製作し、現在までにセシウム・アンチモン光電面の製作が可能となっている。現在、この両者の成果を組み合わせ、可視光の2次元検出器を完成すべく、設計・製作を進めている。
(2) 本検出器によるLIF法の適用対象について調査と討議を進めて来た。繰り返し励起とデータ蓄積による画像化が可能な定常な系で、数10ナノ秒毎の時間間隔で2次元画像を得る事に重要な新規性が認められるような系を、さらに具体的に絞り込む作業を現在進めている。また、装置全体の設計も進めてきた。現在までにデータ処理ソフトウェア系がほぼ完成している。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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