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2000 年度 実績報告書

ナノメートル精度を有する磁気軸受の試作

研究課題

研究課題/領域番号 11555049
研究機関東京工業大学

研究代表者

進士 忠彦  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (60272720)

研究分担者 秦 誠一  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (50293056)
佐藤 海二  東京工業大学, 総合理工学研究科, 助教授 (00215766)
下河辺 明  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (40016796)
片桐 創一  日立製作所, 中央研究所, 主任研究員
キーワード磁気軸受 / 回転精度 / 繰り返し制御 / バイアス電流
研究概要

磁気軸受の高速化に関する研究は多いが,高精度回転に関する研究は数少ない.本研究では,ナノメートルオーダの回転精度を有する磁気軸受の実現を目的としている.以下の特徴の2自由度制御型ラジアル磁気軸受を新たに試作した.
(1)測定範囲200μm,分解能5nmのフィードバックセンサ
(2)回転基準となるセンサターゲットの真円度30nm
(3)電磁石のコアに,飽和磁束,初期透磁率の高いパーマアロイ採用.
また,低発熱化と回転精度の向上を目指す電磁石の新しいバイアス駆動方式(部分バイアス方式)を検討した.その結果,試作機構において,500min^<-1>で,回転精度11.7nmを実現した.また,高速回転時の回転精度の向上を目指して,繰り返し制御を適用し,1500min^<-1>で,回転精度15nm以下を達成している.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Shinshi,A.Shimokohbe et al.: "Precision Radial Magnetic Bearing"ASPE 15^<th> Annual Meeting, Arizona, U.S.A.. 240-243 (2000)

  • [文献書誌] 進士忠彦,下河辺明 ほか: "精密磁気軸受の研究(第1報)-2自由度制御型磁気軸受の試作と位置決め性能の評価-"2001年度精密工学会春季大会学術講演会講演集. (発表予定). (2001)

  • [文献書誌] 進士忠彦,下河辺明 ほか: "精密磁気軸受の研究(第2報)-2自由度制御型磁気軸受の回転精度-"2001年度精密工学会春季大会学術講演会講演集. (発表予定). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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