本研究では、静電探針を用いて乱流予混合火炎の詳細な構造などの燃焼現象の計測を行う場合、浮遊容量や電気的な雑音の影響などの実用上の問題点を解決し、静電探針を汎用性のある計測器として実用化することを目的としている。 最終年度である、今年度は、1)DCアンプとA-Dコンバータ間のノイズ対策およびシグナル・グランドの設置法、2)ノイズフィルターの最適化、3)高温雰囲気中(目標温度1000℃)で使用する静電探針の実用化、などを行ない、プロトタイプ計測システムを提案した。このプロトタイプに基づき、ソフトウエアを含む計測システムの商品化を行う予定である。
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