研究課題/領域番号 |
11555080
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研究機関 | 八戸工業大学 |
研究代表者 |
豊田 淳一 八戸工業大学, 工学部, 教授 (70054319)
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研究分担者 |
斎藤 浩海 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10202079)
坂本 禎智 八戸工業大学, 工学部, 教授 (60187052)
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キーワード | 開放型ネットワーク / 電力システム / 分散電源 / 規制緩和 / GPS / パケット電力 |
研究概要 |
規制緩和後の電力システムに参入する各種電源の電力発生における特徴を生かしつつ、消費者の多様化した要求を満たすようなホモジェニアスな電力流通設備の構造、運用、制御を工学的に実現する「パケット電力輸送装置の開発」が本研究の目的である。提案する「パケット電力」とは、発生消費に関わる時間特性、品質に関わる情報などを付帯させた「電力、情報」をカプセル化したラベル付き電力といってもよい。初年度に引き続いて本年度は、パケット電力に付帯させる情報にタイムスタンプを押印するGPSを利用した異地点の同時情報付帯装置の開発をさらに深度化した研究を進め、以下の成果を得た。(1)初年度に試作したパケット電力輸送装置の基本となるGPSを利用した異地点電圧位相精密計測装置の本体部分を改善・軽量化して、モバイル機能を格段に高めた。(2)電力発生と電力消費のパケット電力化、パケット電力に付帯する情報、貯蔵モジュールの運転方式、自律的なパケット電力輸送方式の実現法など、分散型電源の大量の出現を念頭において、自律的な制御の可能性について概念的な検討を進めている。(3)分散型電源のグループ化を念頭において、電源価値を高める分散型電源グリッドの構成法と貯蔵モヂュールの検討を行っている。(4)広領域にわたって試作装置を分散配置してリアルタイム情報をベースにしたパケット電力流通の実証的検討の準備を行った。
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