研究分担者 |
橋本 周司 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063806)
原 文雄 東京理科大学, 工学部, 教授 (90084376)
谷内田 正彦 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (20029531)
山田 寛 日本大学, 文理学部, 助教授 (80191328)
森島 繁生 成蹊大学, 工学部, 助教授 (10200411)
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研究概要 |
平成11年度、以下の研究を行った。 ● 顔と顔部品の抽出と記述ツールの構築 これまで各々の研究期間で単独に開発,評価を行ってきたと顔部品の抽出のための処理モジュール(顔の切り出し,瞳の抽出,各顔器官の検出,各顔器官及び顔輪郭の抽出等)を一連の処理の流れとして結合した.また,各処理モジュールの使い勝手を良くすると共に,共通の計算機環境での利用のための変更を行った.さらに認識過程にユーザが適宜介入することを可能とするユーザインタフェースを用意した. ● 表情と印象による顔合成システムの開発 顔画像の合成では,汎用性・構造化を考慮した上で自然さとリアルさを持つ顔・顔部品の3次元形状モデルと顔の表情・動きの合成が可能な顔画像の合成ルールの構築した.そして,顔合成のための3次元形状モデルの整合,表情変形,口形生成の各々ツールについて,合成結果についての評価を行うと共に,一般向けに合成インターフェイスを使いやすくした. ● 顔認識・合成システムの総合評価 顔認識システムにより抽出した顔器官及び顔輪郭に対する特徴点を用いて,顔合成システムにおけるモデルフィッティングを行い,更に,表情や口形の変化を行うという流れの自動化および各サブシステムのトータルシステム化を行った.ただし,必要に応じてユーザの介在できるGUIを用意し,ユーザが処理結果を評価,確認できる環境を整えた.また,心理実験などにより表情や口形変形規則を評価した.
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