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1999 年度 実績報告書

創造的設計環境のための触覚表示機能を有するインタフェースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 11555099
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京工業大学

研究代表者

佐藤 誠  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)

研究分担者 林 洋一  株式会社オプトン, EOIS研究所, 所長
石井 雅博  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (10272717)
小池 康晴  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (10302978)
キーワードインタフェース / 設計環境 / モデリング / 自由形状設計支援 / 直接操作 / 触覚表示 / SPIDAR / インタラクション
研究概要

三次元の自由設計モデリングが容易で、設計者の創造性を引き出すことのできる設計環境が必要であると考え、計算機内の自由形状モデルに対して、あたかもそれが実在しているかのような感覚で操作するための装置として、空間インタフェース装置(SPIDAR)を開発してきた。
本研究で計画した創造的設計環境システムは,(1)自由形状設計支援プロセッサシステム (2)三次元自由形状モデラ管理システム(3)自由形状設計加工システム(4)自由形状入力システムの4つの部分からなり,全体で仮想設計環境を構成している.これらの各サブシステムの操作環境において,いずれも触覚表示機能を有するインタフェースが不可欠である.初年度はこれらのサブシステムの実現に必要とされる直接操作のためのインタフェースの基本機能を明らかにして,それを実現するインタフェースの基本構造設計を行なった.
創造的設計環境に要求される直接操作としては,次ぎの項目が要求される.・並進操作と回転操作を直接に行えること.・形状モデルの把持操作,変形操作が行えること.・上記諸操作が実環境と同様に自然にかつ直観的に直接操作できること.・操作に応じた力覚,触覚表示機能を有すること.・高速性(speed),柔軟性(soft),安定性(stable),および安全(safty),といったインタフェースデバイスの基本要求条件を満たすこと.
本研究では研究代表者がすでに提案しているインタフェース装置SPIDARを基本として上記の機能を付与するための装置の拡張を検討してインタフェースデバイスの構成を明らかにした。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 長谷川 晶一: "動的な仮想世界の力覚提示のためのプロセス間通信"電子情報通信学会論文誌. J82-D ・10. 1758-1765 (1999)

  • [文献書誌] Hideki KAKEYA: "Touchable 3D Display"SIGGRAPH'99 Conference Proceedings. 176 (1999)

  • [文献書誌] 山田 啓太: "画像構成のためのSPIDARを用いた3次元仮想手の構成"電子情報通信学会基礎・境界ソサエティ大会講演論文集. 171 (1999)

  • [文献書誌] 篠田 康宏: "仮想環境の探索における力覚提示に関する研究"電子情報通信学会基礎・境界ソサエティ大会講演論文集. 172 (1999)

  • [文献書誌] Somsak WALAIRACHT: "両手多指操作のための張力型力覚ディスプレイの提案"日本バーチャルリアリティ学会第4回大会論文集. 139-142 (1999)

  • [文献書誌] 河野 芳郎: "力覚ディスプレイによる可触化システム"日本バーチャルリアリティ学会第4回大会論文集. 293-294 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤 誠: "バーチャルリアリティー人工現実感と人間のかかわりを考えるー(分担,バーチャルリアリティのインタフェースを考える)"1999第13回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会編. 3 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤 誠: "バーチャルリアリティー人工現実感と人間のかかわりを考えるー(分担,将来のインタフェース像)"1999第13回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会編. 2 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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